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「伸張反射と筋紡錘、防衛反射とゴルジ腱器官」/理学療法士解説

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伸張反射の要点を理学療法士が解説しています。

伸張反射とは、筋が切れないように筋自身が収縮する働きのことです。
具体的には、紡錘状をした感覚器官である「筋紡錘」が急速な筋の長さの変化を感知して伸張反射が発生します。

伸張反射は、筋が急に伸びた場合に生じるため、反動や勢いを付けたり、具体的には反動付けて行うバリステックストレッチは筋紡錘を刺激し、伸張反射を招きやすくなってしまいます。

そのため、怪我の予防や可動域の拡大などを目的としたストレッチでは、筋紡錘を刺激しないような静的ストレッチング、つまりゆっくりとした動作のストレッチを行うことが求められます。

筋は弛緩した状態がもっとも伸びやすいため、筋紡錘を刺激しないようにすることが、有効なストレッチの方法になるのです。
(逆に伸張反射を利用し、パワー増大や筋と腱の強化を目的とするプライオメトリックトレーニングもあります)

また、筋の防衛反応として、筋の力発揮が大きい場合に、活動中の筋を弛緩させ、拮抗する筋を刺激することで、筋を損傷から守る反応があります。
これは「ゴルジ腱器官(GTO)」(ゴルジ腱紡錘)が刺激されることでもたらされ、筋と関節の損傷を予防する「防衛反射」による働きです。

簡単に説明するなら、筋紡錘による伸張反射は急激な筋の伸びに反応し、ゴルジ腱器官による防衛反射は、大きな筋の力発揮に反応すると考えられます。

これらの知識は理学療法士のみならず、スポーツ指導、トレーニング指導などの現場でも有効な知識として活用できますので、しっかり覚えておきたいところです。

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